太藻 ゆみこ
メディカルフィットネス研究所 代表 健康運動指導士・実践指導者・GFI
新型コロナウイルスが地球を覆い、ウイルス蔓延防止対策としてマスク着用、手洗い、3密を避け、自宅待機を余儀なくされている日々です。
私は長年にわたり、整形外科の先生指導の下に医学体操(運動器専科の体操指導)を行っています。そして、整形外科クリニックの休診日に体操教室で指導を行っています。
また、クリニックに来院される肩こり、腰痛、膝痛等々の患者さんに、医師の指示によるワンポイント体操、自宅で行う日々の体操も行っています。そして、体操の重要性を日々学んでいます。特殊な疾患の方は別として、多くの方々の疾患の原因が、身体を動かさないことであることが分かりました。身体の柔軟性に欠ける、筋力が弱って自分の身体を支えられないといった、身体を維持していく基本が欠けているのです。また、いつも同じ格好で長時間仕事を行うことで、身体に偏った負担をかけているのも原因でした。つまり、身体の持つ機能を十分に使っていない、身体を動かす生活習慣がないことが一つのそして、大きな原因であることを知りました。そして、それを解決するには、まずは身体を動かすことが、治療とさらなる疾患発生予防になることも学びました。
しかし、今はステイホームが推奨されています。身体を動かさなくなっています。一方、このような状況になったために身体を動かしたい、動かす必要性も感じておられる方々がおられると思います。今が身体を動かす重要性を伝えるチャンスかもしれません。また同時に、今後は伝え方も模索しなければならないでしょう。私も遅ればせながら、YouTubeにワンポイント体操をアップロードして行く予定です。この時期、めげることなく、何とかサバイブしたいと思っています。(医学体操指導者からのワンポイント体操)
整形外科医が勧めるロコトレの1つ,スクワットをお勧めします。スクワットといっても方法は多々あります。ここでは、洋式トイレに腰かけるように腰を引き踏ん張る、トイレットスクワットをお勧めします。踏ん張るのは脚だけではなく、腹筋・背筋で体幹を支え、背すじをスッ―と伸ばします。そして、お尻をしっかり突きだし踏ん張ります。足腰がたっぷり鍛えられ力がよみがえります。トイレの度だけでなく、1日何回もできます。コロナが去った時には、トイレットスクワットが生活の一部になっているように、今日から始めましょう!
